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ワインコラム③ワインとの出会い〜感動が人を動かす〜

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  • 執筆者: AndoTomoya
  • 2021/01/06
  • 記事区分:非会員/無料

記事の長さ:1160文字

ワインとの出会い

 私は大学生の頃から25年以上ワインの沼にはまって今では身動き出来ないほどどっぷり浸かってしまったのですが、皆さんは人生でそれほど好きになる事ってありますか?

感動が人を動かす

人が何かにのめり込むきっかけ、そこには’感動’があると思うのです。

私がワインに興味を持ったきっかけはある1本の白ワインでした。まだ20歳位の頃、親戚の叔母と新宿のデパートの地下をぶらぶらしていた時、ワインフェアが開催されており、それまでもカクテルなどで甘いお酒を好んで飲んでいましたので、そこにいらしたお店の方に、甘い白ワインは有りますか?と聞いてお勧めされたワインを買って帰ったのです。それはイタリアのエミリアロマーニャ州の甘口ワインだったのですが、そのワインの美味しい事!(おそらくこの時はワイングラス ではなくコップで飲んだと思います)それまでほとんどワインを飲んだ事が無かったので、こんなにも美味しいお酒があるんだ!と感動したのを今でも覚えています。今でもそのワインのエチケット(ラベル)を大事に保管してあります。

それからは友人と朝まで飲む時も、レストランでお酒を飲む時もワイン一辺倒になり、当時はワインブームだったこともあって、ブルータスのワイン特集を擦り切れるまで読んでいました。とは言っても学生だったので高いワインは買えません、コンビニでチリの安いワインを買っては「うーんこれがシャルドネかー」なんて独学で勉強していました。当時チリのワインはヴァラエタル(単一品種で作られる)が多かったので品種ごとの特徴をよく表していました。

大学を卒業してからは、ワインショップでのワイン会やレストランのソムリエとの交流により、ますますワインの道に。新婚旅行もフランスのブルゴーニュへ、ロマネコンティの畑の前で記念撮影、奥さんから見たらただの葡萄畑です(笑。今思うとよく付き合ってくれたなと・・・)

 今ままで大体1500本のワインを飲んできました(最初はエチケットを剥がして裏にテイスティングノートをつけていましたが、今はVIVINOというアプリを使っています)が、その中でも最初に飲んだあのワインに匹敵する感動を受けたワインはほんの2.3本しかありません。最初に飲んだあの感動にまた会いたくて飲み続けているようなものですね。 

初めて飲んで感動したワインノラベル
初めて飲んで感動したワインのラベル(1997年)

 

 人が何かに心を突き動かされる時、それには感動が必要だと思っています。それは歯科治療も同じで、本当に良い先生や良い治療に出会い感動した時、この先生に一生自分の口を診てもらおう!と思うのではないでしょうか?私は日々そんな事を思いながら診療しています。

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